辞めたね

Twitterで政治的な発言はしないようにしている。めんどくせえし、フォロワーにめんどくせえ思いをさせてたくないからだ。しかし、ブログとなるとわざわざ読みにくるのが少しだけめんどくせえはずなので書いてみる。といっても、書くのは政治に関する愚痴だ。

アレが辞めて落ち込んでいる。アレを支持していたからではない。アレは本当に酷い総理大臣だったと思っている。理由はネットに出回っている意見とかねがね同じだろうからわざわざ書かない。その評価について議論を交換するつもりはない。

アレへの悪評は絶対的なものだった。アレが首相の座に返り咲いたのは私が大学に入ってからだ。高校生の自分が下した政治的な評価を全然信用していないので、言うなれば政治的に物心ついたときからアレは首相をやっていた。だから、他の総理大臣と比較のしようがない。特に政治の勉強などするわけではないが、それとなく政治的な意見を形成していく中で、アレへの不信感は日に日に募っていった。

私の周りは皆アレを評価していなかった。日本が滅ぶところが見たいのでアレには総理を続けてもらいたいという奇特な人間はいたが、それを評価とは言わないだろう。アレの在任期間が延びていくにつれ、無力感に襲われた。私の目にはアレの酷さが明らかなのに、その権力の座から降ろされることはない。私は周りの人間とアレをおもちゃにすることで気を紛らわせた。「ちんぽを見せろ」だとかなんとか言って。今思えばそうでもしないとやっていられなかったのだ。

そしてだんだん、アレが辞めればなんとかなると思うようになってしまっていた。そんな考えは全く馬鹿げた無責任だと考えていたのだが、実際心のどこかでそう思っていたことに今日気が付いてしまった。

だから、落ち込んでいる。アレは辞めるが、辞めてもなにも変わらないだろう。アレを支えてきた権力の構造はいまだ揺るぎない。政権交代を担うような勢力は形作られていない。市民は結局最後までアレに政権を担わせ続けていた。支持率の低下が間接的にアレの体調を悪化させたのかもしれないが、それを政治というのなら神権政治もいいところだ。

明日から政治がいい方向に向かうとは到底思えない。小さな希望を抱いていた昨日までの自分が馬鹿に見える。大喜利をやる気にもならないし、次の首相は誰かなんて話は心底うんざりする。本当にどうしようもないことを本当にどうしようもないほど実感してしまっている。

とりあえず今日はこうやって愚痴って明日からまたぼちぼちやります。